神経系の大体のところを覚えましょう。
神経系とは
神経とは、情報の伝達係のようなものです。神経を機能ごとに分けたものが神経系と呼ばれます。
神経系は、中枢神経と末梢神経の2つに分かれます。
中枢神経系
情報が集まって、それを処理して、さらに指令まで出す神経系が中枢神経系です。
脳と脊髄だけが中枢神経系にあたります。
末梢神経系
中枢神経系(脳と脊髄)から伸びて、からだの隅々にいきわたっている神経が末梢神経系です。わかりにくいですが、脳神経や脊髄神経は脳や脊髄から伸びている神経なので末梢神経系です。
- 情報を集めて中枢神経系に伝える
- 中枢神経系から受けた指令をからだに伝える
役割を持ちます。
末梢神経系はさらに、体性神経系と自律神経系に分かれています。
体性神経系
感覚や自分の意思をからだに伝える神経です。感覚神経と運動神経に分かれています。
自律神経系
自分の意思とは関係なくからだの機能をコントロールしてくれる神経です。交感神経と副交感神経にわかれています。
▼国試問題
第22回(平成21年度) 問題57
神経系とその機能に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 1 視床下部――――――記憶
- 2 延髄――――――――ホルモン分泌
- 3 下垂体―――――――呼吸
- 4 脛骨神経――――――手指の知覚
- 5 自律神経――――――心拍数調節
参考:長寿社会開発センター 介護職員初任者研修テキスト
a,a,a,a,運動時には心拍数が増え、リラックスしている時には減るのは自律神経の働きによるものです。