乳児期は誕生~1才頃まで、幼児期は1~6才頃が目安です。発達は個人差が大きいのが大前提ですが、ある程度の目安で発達過程を解説していきます。3の倍数で区切ると覚えやすいです。
運動能力の発達
1才までの運動の発達は大体3の倍数で覚えられます。
3カ月頃に首がすわります。物を動きを目で追うことが出来ます(追視)。
6か月頃になると寝返りが上手になります。
9か月頃にはハイハイができ、つかまり立ちが出来るようになります。指先で物をつまむのも上手になります。
12か月でひとり歩きが出来るようになります。
言語能力の発達
6か月、1才、2才の区切りで覚えます。
6か月頃に喃語(なんご)が上達します。
喃語(なんご)
「バブバブ」「ままんま」などの意味をなさない言葉。話す能力を発展させる重要なステップです。
1才で1語文を話すようになります。
2才で2語文が話せるようになります。
社会性の発達
3の倍数で覚えられます。2才頃からイヤイヤ期です。
3カ月であやすと笑うようになります。3か月微笑(社会的微笑)とも言います。
6か月頃から人見知りが始まります。
9か月から社会的参照がみられます。
社会的参照
自分だけでは判断できないとき、親などのほかの人の表情を見て行動を決めること。
2才頃から反抗期、いわゆるイヤイヤ期が始まります。
生活習慣の発達
6か月頃に離乳食の開始です。
1才には離乳が完了しています。
2才になると、尿便意を伝えたり、手を洗ったりできるようになります。