ADLとは
日常生活動作（Activiti’s of Daily Living）の頭文字です。
基本的な日常生活を行う上で必ず必要になる身のまわりの動作です。
- 食事をする
- 服を着る
- 入浴する
- 移動する
- 入浴する
- トイレを使う
- 歯磨き
- 薬を飲む
などがADLにあたります。
IADLとは
手段的日常生活動作（Instrumental Activities of Daily Living）の頭文字です。
目的を達成するための手段となる動作です。ADLとの違いは、より動作が複雑であることです。他の活動の準備や複雑な道具の使用を含むのが特徴です。
- 買い物をする
- 調理をする
- 洗濯をする
- 掃除をする
- 交通機関を利用する
- お金を管理する
- 薬を管理する
などがIADLにあたります。
食事をみてみると、ALDでは「食べる」だけですが、IADLでは食べるという目的のため「献立を考える」「買い物に行く」「調理をする」「盛り付ける」といった食べるための準備を自分の判断で行わなければなりません。
ADLとIADLの活用
ADLは、介護や医療、リハビリの現場で高齢者が自立した生活を送れるかどうかの評価に使われます。
IADLは認知症の人の機能の評価にも使われます。
できるだけ自立した暮らしを続けるために、ADLやIADLの低下を予防することが重要となります。