社会保険のひとつである年金保険の基本的なことについて知っておきましょう。
年金制度の構造
日本の年金制度は大きく分けて国民年金(基礎年金)と厚生年金の2階建てと表現されます。国民年金の上に厚生年金が積み上がっているイメージです。
その他、個別に任意で加入する年金を併せて3階建てと表現すること もあります。
国民年金保険料
20~59才の人は全員国民年金に加入して国民年金保険料を支払わなければなりません。国籍は関係なく、要件を満たせば強制的に加入です。
国民年金保険料の金額は、年齢、所得、職業などに関わらずみんな同じです。原則、働いていなくても払わなくてはいけません。
厚生年金保険料
会社員や公務員は原則厚生年金に加入して厚生年金保険料を支払います。厚生年金保険料は稼いでいる金額によって違い、会社と従業員が半分ずつ払うことになっています。
20~59才であれば、厚生年金に加入している間は自動的に国民年金にも加入しています。国民年金保険料は厚生年金保険料に含まれていることとなり、両方を支払う必要はなく、厚生年金保険料だけを払います。
任意で加入する年金保険
- 国民年金基金
- 確定拠出年金
- 企業年金
などがあります。
年金の種類
老齢年金
老後にもらえる年金です。老齢基礎年金は国民年金保険料を支払った期間で金額が決まります。40年間支払うことで満額がもらえますが、最低10年分納めないと受給資格が得られません。
障害年金
重い障害を負ったときにもらえる年金です。障害基礎年金は障害等級ごとに金額が決められています。
遺族年金
お金を稼いでいる人が亡くなったときに残された家族に支給される年金です。
▼国試番号
30-123 27-23 25-8 24-9 24-69 23-7 22-16