第35回(令和4年度) 問題82
介護予防教室で介護福祉職が行う安定した歩行に関する助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1「歩幅を狭くしましょう」
2「腕の振りを小さくしましょう」
3「足元を見ながら歩きましょう」
4「後ろ足のつま先で地面を蹴って踏み出しましょう」
5「つま先から足をつきましょう」
からだを動かす系は1個ずつ自分でやってみましょう。「なんとなく違うなー」という感覚で消去していけば正解のはずですよ。
正解
4
解説
1「歩幅を狭くしましょう」
→×
ボディメカニクスの原則として、足を広げた方が支持基底面が広くなって安定するという原則があります。歩幅が狭いと支持基底面が狭くなり安定しません。
2「腕の振りを小さくしましょう」
→×
あえて小さくする必要ありません。過度に腕を大きくふる必要もありませんが。
3「足元を見ながら歩きましょう」
→×
目線は前にやった方が安定して歩けます。
4「後ろ足のつま先で地面を蹴って踏み出しましょう」
→〇
多くの人が知らず知らずのうちにやっている自然な動きです。
5「つま先から足をつきましょう」
→×
あえてつま先からつくのは不自然です。疾患によりつま先からついてしまう場合はあります。