ストレングス(strength)の視点に基づく利用者支援の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 個人の特性や強さを見つけて、それを生かす支援を行うこと。
2 日常生活の条件をできるだけ、障害のない人と同じにすること。
3 全人間的復権を目標とすること。
4 権利を代弁・擁護して、権利の実現を支援すること。
5 抑圧された権利や能力を取り戻して、力をつけること。
ストレングス
その人ができること。意欲や長所、利用できる社会資源も含まれる。
ストレングスときたら、私は力こぶのイメージを持っています。
また、似たような概念であるエンパワメントという言葉の意味も理解しておくと良いです。エンパワメントアプローチという単語はよく国試にでてきます。そのほかの選択肢も重要な単語を説明しているのでこの際覚えてしまいましょう。
エンパワメント
社会的に不利な状況に置かれた人が、自分の持っている能力を生かして(取り戻して)行動できるようになること。エンパワメントアプローチとはその意欲を引き出す働きかけのこと。
正解
1
解説
1 個人の特性や強さを見つけて、それを生かす支援を行うこと。
→〇
ストレングスの視点を生かした支援の説明です。
2 日常生活の条件をできるだけ、障害のない人と同じにすること。
→×
ノーマライゼーションの説明です。
3 全人間的復権を目標とすること。
→×
リハビリテーションの説明です。
4 権利を代弁・擁護して、権利の実現を支援すること。
→×
アドボカシーの説明です。
5 抑圧された権利や能力を取り戻して、力をつけること。
→×
エンパワメントの説明です。ストレングスの視点と異なる概念ではなく、その人の強みを引き出す支援で同時に必要な考え方です。