3大栄養素
糖質・脂質・たんぱく質の3つは3大栄養素と呼ばれます。栄養バランスの良い食事をとるためには、3大栄養素の比率が大事になります。
糖質(炭水化物)
糖質は体にエネルギーを供給する重要な役割を果たします。例えば、ブドウ糖というかたちに分解された糖質は、脳と神経系の主要なエネルギー源として利用されます。
ごはん・パンなどの穀類やいも類に多く含まれています。
摂りすぎると肥満や糖尿病などを引き起こします。
脂質
脂質は、3大栄養素のなかでも最大のエネルギー源となります。脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を助ける働きもあります。からだの中で、水分の次に多い物質です。
動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよく摂ると良いとされています。
摂りすぎると肥満や脂質異常症、動脈硬化などを引き起こします。
たんぱく質
たんぱく質も重要なエネルギー源です。筋肉・皮膚・髪などからだを構成する主要な成分でもあります。
肉、魚、卵、大豆などに多く含まれています。
食事摂取量が少なくなった高齢者に関しては、たんぱく質が不足しがちです。不足すると体力低下、思考力低下、免疫力低下などを引き起こします。
6大栄養素
3大栄養素にビタミン・ミネラル・食物繊維を加えて6大栄養素と呼ぶことがあります。
ビタミン
からだの調子を整えたり、代謝をサポートする栄養素です。からだの中で作ることはほぼできないため、食物から摂取する必要があります。
ビタミンは、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けることができます。
ミネラル
からだの調子を整えたり、骨や歯などの材料になる栄養素です。代表的なものはカルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)など。ミネラルは体の中では作り出すことができないので、食物から摂取します。
食物繊維
食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない物質です。
腸の調子を整えたり、コレステロールや血糖値を調整する作用があるため、栄養素として考えられるようになりました。
野菜、きのこ、海藻などに多く含まれています。
▼参考
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionaries/food