ポイント
- サービス利用の自己負担は基本1割
- 保険給付費は基本保険料50%・公費50%
介護保険サービス費用の内訳
介護保険のサービス費用は自己負担・介護保険料・公費の3つで構成されています。
自己負担以外は保険給付費となり介護保険料と公費によって賄われます。
自己負担は原則1割。所得が多いと2~3割になる。
ただし、ケアマネジメントには自己負担は発生しない。
介護保険給付費の内訳
保険給付
介護給付と予防給付
保険給付のうち介護給付と予防給付の財源の内訳は、保険料50%・公費50%です。
介護給付
予防給付
保険料は、第1号被保険者と第2号被保険者の保険料で構成されます。それぞれの割合は人口構成などによってきめられています。
第1号被保険者
65才以上
- 今は23%
第2号被保険者
40~64才
(医療保険加入者)
- 今は27%
公費の割合は国1/2・都道府県1/4・市町村1/4ですが、施設サービスの場合は、指定・監督権者である都道府県の負担が高くなっています。
国
1/2の負担
都道府県
1/4の負担
市町村
1/4の負担
市町村特別給付
市町村特別給付だけは第1号被保険者の介護保険料が財源となります。
市町村特別給付
市町村特別給付では個々のサービスの自己負担も原則から外れ、条例によって定められます。
地域支援事業
総合事業
地域支援事業では、総合事業の財源構成は保険料50%・公費50%です。
介護給付・予防給付と一緒!
自己負担の仕組みも基本的には一緒です。
包括的支援事業と任意事業
包括的支援事業と任意事業では、第1号被保険者の保険料と公費を財源に市町村が事業を行います。
第1号被保険者の保険料の割合は介護給付などと一緒です。
今は23%。どんどん割合が上がっています。